在日米国大使館の声明 - キューバ国民との連帯の日

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2008年5月20日

5月21日は、自国に民主的な将来を確立する自由と発言力を求めるキューバ国民の勇気と決意をたたえる日です。この日には、米国、そして世界各地において、キューバ国民との連帯の日を祝います。

私たちは、キューバの政治犯全員の釈放、ならびに平和的な抗議活動を行った国民をキューバ政府が逮捕することを認めるすべての施策の撤廃を求めます。かつて中欧の人々がそうであったように、キューバ国民は、自由および人権を求める彼らの闘争を世界中が支援していることを知る必要があります。

キューバで発表された最近の変化について、メディアで大きく報道されています。確かに、ラウル・カストロが兄に代わって一部の権力の座に就きました。しかし、この手続きについてはキューバ国民には発言権がありませんでした。また、確かに理論的には、今やキューバ国民も携帯電話や電子レンジの購入や5つ星ホテルに宿泊することができますが、実際には平均月収が20ドル未満のキューバ国民は、概してこういった製品にはまだ手が届きません。キューバ国民はこういった変化を歓迎しているかもしれませんが、さらに多くを望んでいることは疑うべくもありません。このような小さな変化では、キューバ国民は、南北アメリカ大陸のほかの国の国民がやっていること、すなわち、開かれた社会と開放された市場がもたらすチャンスをつかむことができないでしょう。

悲しい現実として、キューバ国民は、ほぼ半世紀にわたってそうであったように、今も抑圧的な国家に暮らしています。昨年の12月、キューバ当局はカトリック教会に突入し、教区民に催涙ガスを浴びせ、18人の礼拝者を引きずり出しました。カトリック関係者の1人はこの出来事を「教会に対する攻撃としては、過去45年間で最悪のもの」と呼びました。またほんの数週間前には、不当に拘留された最愛の人たちの解放を求めて毎日曜日、平和的にデモ行進をする「白衣の婦人たち」が、政治犯の釈放を求める請願書を政府に渡そうとして殴られ、「革命広場」から引きずり出されました。これを変化と呼べるでしょうか。

どうすれば、キューバで民主的変化の永続的プロセスが進行していることが分かるのでしょうか。キューバ国民に団結の自由、集会の自由、そして意見を語る自由が与えられたとき、キューバが生まれ変わったことが分かるでしょう。自由で独立した報道機関が検閲されることなく活動する能力を持ったときに、新しいキューバになったことが分かるでしょう。キューバ政府が、キューバ国民に起業を認め、家族の経済的安定を向上させることを許すようになったときに、新しいキューバになったことが分かるでしょう。何よりも、政府が政治犯を釈放し、キューバ国民を国の将来についての自由で広範囲な対話に参加させるようになったときに、少なくとも新しいキューバの実現に向けこの国が動き始めたことが分かるでしょう。

キューバ国民との連帯は、「世界人権宣言」ならびに「市民的および政治的権利に関する国際規約」(自由権規約)に列挙されているすべての自由を得るためのキューバ国民の戦いを支援することを意味します。キューバは先ごろ自由権規約に署名しましたが、キューバ政府の行動が規約に規定された義務を順守したものになるのは、いつのことでしょう。キューバの政治犯であれば誰でも証言できることですが、キューバ政府は「何人も、拷問または残虐な、非人道的な、もしくは品位を傷つける取り扱いもしくは刑罰を受けない」という条項を履行していません。実際、世界人権宣言のコピーを配布したためにキューバ国民は逮捕され、外国人は国外追放されています。

5月21日、米国政府はキューバ国民との、特にキューバで獄中にある政治犯との連帯に参加します。皆さんも、自由の権利獲得のために闘い続けているキューバ国民に敬意を表し、5月21日を記念して祝ってください。