在日米国大使館で東日本大震災1周年の式典 

東日本大震災1周年を迎える式典

式典でのルース大使(写真右)、石原洋三郎・衆議院議員(右から二人目)、スーザン・ルース大使夫人(左から二人目)

 ルース駐日米国大使と米国大使館職員は3月9日、東日本大震災1周年を迎える式典を開催した。日米の揺るぎない絆を象徴する福島県の桜を大使館前に植樹し、犠牲者を追悼した。桜の苗木を寄贈した石原洋三郎衆議院議員(福島1区)は、日米の絆を強調するスピーチを行った。出席者全員で昨年3月11日に地震が発生した同時間の午後2時46分に黙とうした。

 式典でルース大使は「1年前、私たちはかつて例のない災害が始まった時に大使館の建物の外に立っていました。この1年間、私たちは日本が助けを必要としている時に懸命に協力し、今日、強い決意を共有しています。今日からこの大使館の正門から入館する訪問者は皆、この木を見て、あの3月に起きたこと、そして我々が想い、祈りをささげる多くの人々のことだけでなく、国と国の真の友情の意味を思い起こすでしょう」と述べた。

 さらにルース大使と在日米軍司令官バートン・フィールド中将は同震災1周年に際しての共同声明を発表した。

 また3月11日には在日米国大使館とすべての在日米国領事館は震災による犠牲者の追悼のために半旗を掲げる。

掲載 2012年3月9日