世界食糧価格危機に関するシーファー大使の声明

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2008年5月22日

今週、農林水産省の白須事務次官は、コメ価格の高騰に対処するために日本政府がフィリピンに20万トンのコメを政府保有の備蓄より提供することを検討していると発表しました。今年の国際コメ市場における異常な状況と、この地域における自然災害および最近の価格高騰により、高まっている人道的・政治的重要性は、国際コメ市場を沈静化するための特別措置を正当化するものです。

米国は、今般の食糧価格危機への対応を非常に重要視しています。ブッシュ大統領は先日約2億ドルの緊急食糧支援を発表し、さらに追加的食糧・開発支援のために7.7億ドルの拠出を議会に求めています。米国政府は、今回の重大な局面に対応するため日本政府が特別措置を検討しているという報道を歓迎します。

今週金曜日ワシントンで、通常の2国間協議の一環として米国農務省と農林水産省の事務レベル会合が開かれ、国際的なコメ価格高騰による影響に関するお互いの対応策等が討議されます。在日米国大使館も本件に関する協力を促進するための努力を続けます。