米国のエネルギー安全保障に関するオバマ大統領の演説(抜粋)
*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
2011年3月30日
ジョージタウン大学(ワシントンDC)
(前略)
現在の日本の状況を踏まえ、原子力発電について少しお話ししたいと思います。現在米国は、電力の約5分の1を原子力エネルギーで賄っています。原子力発電は大気中への二酸化炭素の排出がゼロであると認識することが重要です。ですから気候変動を懸念する人は、原子力発電は安全であれば、気候変動の問題に大きく貢献できると認識する必要があります。
私は原子力発電の安全性を確保する決意です。そこで日本で起こったことを踏まえ、米国内の既存の原子力発電所全てについて安全性を確認するため、原子力規制委員会による包括的な安全性調査を指示しました。この調査結果と日本から学んだ教訓を、次世代発電所の設計と建設に生かすつもりです。ただ(原子力発電を)やめればいいというわけではありません。
オバマ政権は、原子力発電所を稼動中の全ての国が危険な核物質や技術を拡散させないようにする、新たな国際的枠組みに向けた世界的な議論を主導しています。
(後略)
関連記事(英文)
今後のエネルギー政策の構想/3月30日ホワイトハウス発表(PDF 1.05 MB)