クリントン国務長官、来日
クリントン国務長官は4月17日来日、菅首相、松本外相と会談し、さらに天皇皇后両陛下と懇談した。長官は東日本大震災の犠牲者に哀悼の意を表し、日本の復興と再建に向けた米国の支援は揺るぎないとあらためて表明した。
松本外相との共同記者会見でクリントン長官は「日本を再訪できて光栄です。今回のかつてない規模の複合的な危機に直面し、日本国民が示した強さに対する米国の称賛の気持ちを、私は日本の皆様に直接お伝えしたいと思います。私たちは日本の皆様、そしてこれからの復興への変わらぬ支援を重ねて約束します。日本が、世界の中での確固たる地位での行動を今後再開する中、この危機において私たちが目にしてきた日本の立ち直る力をまた見せてもらえると確信しています」と述べた。
外相会談後の記者会見でクリントン長官は松本外相と共に、東日本大震災からの再建に向け日米間のビジネス、市民組織、政府関係者の協力を促進する官民パートナーシップの設立を発表した。
クリントン長官は米国大使館にも立ち寄り、職員とその家族に「この危機のさなかに米国民のために昼夜を問わず働いてくれたこと、米国の最も重要な同盟国のひとつが最も大きな助けを必要としている時に大規模な支援の体制を整えてくれたこと、そして米国の代表として私たちの一番良い面を示してくれたことに感謝します」と述べた。
*クリントン長官の発言部分は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
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掲載 2011年4月18日