元大リーガーのリプケン氏、日本訪問

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2011年11月1日

 元大リーグ選手のカル・リプケン・ジュニア(Cal Ripken, Jr.)氏が米国務省教育文化局、在日米国大使館、リプケン・ベースボール・インクの共催プログラムにより11月8日から16日までの日程で日本を訪れる。

 リプケン氏は米大リーグ、ボルチモア・オリオールズの選手として21年間にわたり活躍し、2632試合連続出場の記録を打ち立てた「鉄人」として知られる。またオールスターゲームに19回出場し、アメリカン・リーグの最優秀選手に2回選出され、2007年にはアメリカ野球殿堂入りした。また大リーグで3000本安打と400本塁打を達成した8人の選手のひとりである。

 リプケン氏は2007年に国務省のスポーツ特使となり、スポーツを通した相互理解と友好を深める目的で同年に中国、翌2008年にニカラグアを訪れた。今回のリプケン氏の日本訪問には元チームメートで15年間にわたり大リーグで活躍したブレイディ・アンダーソン(Brady Anderson) 氏が同行する。アンダーソン氏は2002年の大リーグ最終シーズンまでに210本塁打、1661本の安打そして1062得点を達成し、アメリカン・リーグのオールスターに3回選出された。

 リプケン氏は、「国務省のスポーツ特使に任命されたことは大きな名誉であり、中国とニカラグアへの素晴らしい旅は思い出深いものです。日本では今年3月の津波や地震で被害にあった子供たちに会うのを楽しみにしています。スポーツは人々をひとつにすることができ、この訪問が子供たちに笑顔を与え、被災者を少しでも勇気づけることができればと願っています」と述べた。

 今年8月に米国を訪問した岩手、宮城、福島の中学・高校の野球部とソフトボール部の16人の生徒はリプケン氏に迎えられ、米国人選手と共に野球教室に参加し、第65回リトルリーグ・ワールドシリーズを見学した。その際、リプケン氏、クリントン国務長官、そして藤崎駐米日本大使は世界中の若者を力づけるスポーツの役割、そして東日本大震災からの復興を目指す日本に対する米国の支援を強調した。

 リプケン氏は今回の日本訪問中、東京、大船渡、西宮、京都での野球教室などを通じて日本の若者に同様のメッセージを伝える。広島東洋カープで活躍し、日本プロ野球の「鉄人」として知られる衣笠祥雄氏が参加するイベントもある。またリプケン氏は、日本女子プロ野球の京都での試合で始球式を務める。