3.11を忘れない~米国での東日本大震災追悼イベント

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2011年2月17日 

 東北地方に甚大な被害を与えた東日本大震災から、この3月11日で1年たちます。1年前の出来事を振り返り、震災で家や町、愛する人たちを奪われた被災者や亡くなった犠牲者を悼むため、日米のさまざまな組織が数多くの追悼行事を計画しています。以下はその一部です。随時更新しますので、定期的にチェックしてください。それぞれのイベントの詳細については主催者にお問い合わせください。

2:46 and thereafter
2012年2月16日~3月25日
 新進気鋭の芸術家を支援するワシントンDCの非営利組織、トランスフォーマー(Transformer)は、東京を拠点に活動する若手アーティスト・グループ「団・DANS」と共同で、東日本大震災を受けて制作された若手日本人アーティストの作品を集めた展示会「2:46 and thereafter」を開催します。18人のアーティストがインスタレーション、絵画、ビデオ、彫刻、写真、デッサンなどを通じ、日本観測史上最大規模の地震に見舞われた後の生活に順応しようとする日本人の多くが探究している問題に取り組みます。TOMODACHIも後援するこの展示会は、ワシントンDCのペプコ・エジソン・プレイス・アートギャラリーで全米桜祭りの一環として開催されます。(詳細)

Tohoku Today: Rebuilding for a Better Tomorrow
2012年2月28日~3月10日
 東日本大震災からの東北地方の復興を記録した写真展をワシントンDCのナショナル・プレス・クラブで開催します。最も被害の大きかった地域でも着実に復興が進んでいる様子が写真から伺えます。(詳細)

Overcoming the Disaster: Arigato from Japan
2012年3月2日
 東日本大震災後に世界中から寄せられた非常に大きな支援に対する日本国民の感謝の気持ちを伝えるために、さまざまなジャンルで活躍する日本のトップ・ミュージシャンがロサンゼルスのアーマンソン・シアターを皮切りに、3カ国の都市を巡るツアーを開催します。ロサンゼルスでのイベントは、在ロサンゼルス日本国総領事館と国際交流基金が主催します。(詳細)

Kokoro: Heart of Japan(日本の「こころ」から東日本大震災を考える)
2012年3月6日
 東日本大震災から1周年に当たり、東京財団はコロンビア大学東アジア研究所との共催で、現代日本を代表する俳人のひとり、黛まどか氏を迎え、シンポジウムを開催します。会場はニューヨーク市のカウフマン・センター内マーキン・コンサート・ホールです。シンポジウム終了後には福島の人々にささげる新作合唱曲「そして、春~福島から世界へ」が初演されます。(詳細)

JASP in FUKUSHIMA~全国の学生が集まる学生主催のイベント~
2012 年3月10~11日
 福島大学の学生有志を発起人として2011年10月に設立された学生団体「全国学生プロジェクト(Japan All Students Project)」が、「福島=原発」というイメージを払拭するため福島の現状を日本と世界の人々に知ってもらうイベントを福島市で開催します。イベントではこの1年を振り返るだけでなく、将来の福島の姿も示します。音楽の演奏、郷土料理や特産品の販売などのほか、日本全国を回ったタスキリレーがゴールを迎えます。また福島で働くJET参加者が「I love Fukushima」のTシャツを販売します。(詳細)

震災から一年:ぬぐい去れない映像祭り
2012 年3月10~11日
 東日本大震災から1年の間に起きたさまざまなドラマを私たちに伝えるため、自らの人生を投じた映画製作者たちに敬意を表する2日間の特別なイベントを日本外国特派員協会が東京で開催します。ボランティア団体、東北出身のアーティスト、ミュージシャン、職人、酒造メーカーなども参加する予定です。(詳細)

Winds for Hope: Tomodachi through Music
2012年3月11日
 ワシントン大学ウィンドアンサンブル、シアトル交響楽団の首席トロンボーン奏者の山本浩一郎氏ら、米国北西部および日本出身のクラシックやジャズの演奏家が、シアトルのベナロヤホールで開催される日本支援のチャリティ・コンサート「Winds for Hope: Tomodachi through Music」に参加します。コンサートの収益金は、被災地の子どもたちに贈る楽器の購入に充てられます。(詳細)

震災 SHINSAI: Theaters for Japan
2012年3月11日
 全米各地の劇場が東日本大震災1周年を迎えての演劇イベントに参加します。この1日限りのイベントのために日米のアーティストが無料で提供した10分間の芝居や歌で、プログラムは構成されます。全米の各劇場は、それぞれの所属アーティストによる独自の催しも開催できます。当日、観客は義援金を日本劇作家協会に寄付でき、同協会は集まった義援金を被災した劇場や演劇人たちに分配します。ニューヨーク市では、芝居と歌は全てクーパー・ユニオン大学大ホールで上演されます。(詳細)

A Day of Remembrance, A Day of Preparedness, A Day of Rebuilding
2012年3月11日
 東日本大震災被災者の支援団体、シアトル・ジャパン・リリーフ(SeattleJapanRelief.org)と在シアトル日本国総領事館が、シアトルセンター内のフィッシャー・パビリオンと神戸の鐘において特別イベントを開催します。プログラムは田形ふみ氏の歌唱、琴アンサンブル「シルク・ストリングス」の演奏をはじめ、地域および国の危機管理当局や、非常時に対する備えを提唱する非営利団体による展示や説明会などで構成されます。またドキュメンタリー「がんばっぺフラガール!」の特別上映や災害と復興をテーマにした写真展のほか、東北地方の子どもたちからの希望に満ちたメッセージも紹介されます。来賓のあいさつに続き犠牲者を追悼する仏式の式典が営まれた後、一般参加者は神戸の鐘を突くことができます。(詳細)

One Year Later: A Day of Reflection
2012年3月11日
 ニューヨークのジャパン・ソサエティーが一連の追悼行事を主催します。東北地方の子どもたちが東日本大震災以降に制作した絵画などの作品が展示され、来場者はそれを見た感想を書いたり、芸術的に表現したりすることができます。また来場した子どもたちは、東北地方の子どもたちに贈られるハッピードール(ほほ笑む希望の大使)のデザインや制作にも参加できます。ルーシー・ウォーカー監督のアカデミー賞候補作品「The Tsunami and the Cherry Blossom(津波そして桜)」、ステュー・リービー監督のドキュメンタリー映画「Pray for Japan~心を一つに~」、NHKワールド制作の「Can You See Our Lights?」も上映されます。(詳細)

Run for Japan 2012
2012年3月11日
 カリフォルニア州マウンテンビューのショアラインパークで、チャリティマラソンとチャリティウォークのイベントが開催されます。日本の被災者への義援金の募集だけでなく、これからも粘り強く、完全復興への希望を持ち続けられるようにと日本を勇気づけるメッセージを送る機会をベイエリアの住民に提供することも目的としています。Run for Japan 2012の全ての収益金は、地震と津波で壊滅的被害を受けた東北地方の小学校で必要とする設備の購入と輸送に使われます。(詳細)

Postscripts from Japan: Stories that Endure after the Earthquake and Tsunami
2012年3月11日
 バージニア州アシュランドのランドルフ・メーコン・カレッジが、国際交流基金日米センターからの助成を受け、東日本大震災で犠牲となった同大学の卒業生テイラー・アンダーソンをしのぶテイラー・アンダーソン/ジャパン・ファウンデーション公開セミナー「Postscripts from Japan: Stories that Endure After the Earthquake and Tsunami」を開催します。セミナーには藤崎一郎駐米日本大使も出席するほか、ナショナル・パブルック・ラジオのノグチ・ユキさんによる基調講演が行われます。(詳細)

Remembering Tohoku: Looking Toward a Brighter Future
2012年3月11日
 東日本大震災から1年目の3月11日に、ポートランド日本庭園(オレゴン州)で犠牲者を追悼するイベントが開催されます。琴の演奏や染色家・斉藤洋氏がライフワークとする「野染め」活動の紹介のほか、記帳台も設けられます。(詳細)

絆 Kizuna: The Bonds of Emotion
2012年3月12~16日(イリノイ州トンプソン・センター)
2012年3月21~31日(シカゴ・フォトグラフィー・コレクティブ・ギャラリー)

 東日本大震災後、日本人の立ち上がる力や高潔さを示す素晴らしいエピソードがさまざまなところで語られました。日本経済新聞社は多くの写真を通じ、被災地の惨状と復興活動を記録してきました。このうち46枚の写真が、全米姉妹都市協会シカゴ支部の大阪委員会とシカゴ日米協会の主催によりシカゴの2つの会場で展示されます。(詳細)

Japan in a Dayプロジェクト
2012年3月11~25日(動画投稿期間)
 人々が東日本大震災から1年目の3月11日をどのように過ごしたかを記録するドキュメンタリー映画を、リドリー・スコット監督とフジテレビが共同で製作します。この映画には一般の人々から募集した動画も使われます。震災の犠牲者や被災者にささげられるこの映画は、完成後、全世界で公開される予定です。動画の投稿方法についてはフジテレビのサイトをご覧ください。

The Tsunami and the Cherry Blossom(津波そして桜)
2012年3月17日
 アカデミー賞候補作品「The Tsunami and the Cherry Blossom(津波そして桜)」が、全米桜祭りの一環としてメリーランド州シルバースプリングのAFIシルバー・シアターで上映されます。ルーシー・ウォーカー監督は当初、日本で「桜の花を詠んだ俳句のような映画」を作る予定でしたが、2011年3月11日に日本で未曽有の地震と津波が発生し、その計画を大幅に変更しました。大きな被害を受けた東北地方の村で被災者たちにインタビューし、忘れることができない衝撃的な津波の体験を語ってもらいました。その様子をフィルムに納め、日本の文化では再生の象徴として深く根付いている桜の花に例えました。(詳細)この映画はアカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリーと短編映画を紹介するイベントの一環として、2012年2月26日にワシントンの米国国立公文書館でも上映されます。

Hana Hou Showcase Fundraiser
2012年3月23日
 被災地の子どもたちがハワイ州ワヒアワでの文化交流イベントに参加します。子どもたちはハワイ・レインボーキッズ・プロジェクトを通じて3月18日から26日までハワイを訪問し、TOMODACHIが一部費用を負担する教育・文化プログラムに参加して心と体を癒やします。子どもたちを受け入れるワヒアワ市民の団体「ワヒアワ・コクア・フォー・ジャパン」が、被災地の子どもたちを支援する活動の第2弾として、震災1周年を迎えての募金イベントを企画しています。(詳細 ワヒアワ・コクア・フォー・ジャパンハワイ・レインボーキッズ・プロジェクト

Rainbow for Japan Kids Charity Talk Live
2012年3月25日
 ハワイ・コンベンション・センターで開催されるハワイ・レインボーキッズ・プロジェクトの募金イベントに、日本人ミュージシャン、さとう宗幸氏と小柴大造氏が出演します。ハワイアンを演奏する3人組のファミリーバンド、マノアDNAも出演します。またハワイ・レインボーキッズ・プロジェクトのプログラムでハワイを訪問中の日本の子どもたちが、ハワイの子どもたちと歌ったり、滞在中に製作したウクレレを演奏します。(詳細)

ハリウッド・ナイト
2012年3月30日
 ヒルトン福岡シーホークは在福岡米国領事館との共催で「ハリウッド・ナイト」を開催します。バンドの生演奏、カリフォルニアワインやお食事、サイレントオークションにスペシャルゲストの登場など、盛りだくさんのエンターテインメントをご用意しています。全ての利益はTOMODACHIを通じて東日本大震災復興支援金として寄付されます。詳細はヒルトン福岡シーホークまたは在福岡米国領事館にお問い合わせください。

山木屋太鼓グループ
2012年4月16日
 今年は日本から米国に桜の木が贈られて100周年です。これを記念する全米桜祭りの一環として、福島県の山木屋太鼓グループの12人のメンバーがワシントンDCとその周辺地域を訪れ、ジョン・F・ケネディ・センターなど複数の会場で演奏します。山木屋太鼓グループのプログラムは、TOMODACHIの名の下、かつてJETプログラムに参加した米国人の協力を得て、ワシントンDC日米協会が支援します。(詳細)