東日本大震災1周年に際してのオバマ大統領の声明

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2012年3月9日

 東日本大震災から1周年を迎えるにあたり、ミシェルと私は全ての米国民と共に、1万9000人余りの犠牲者・行方不明者に哀悼の意を表します。私たちは、想像を絶する喪失に驚くべき不屈の精神で立ち向かった日本人に今も感銘を受けています。その立ち上がる力と、復興し以前にも増して強くなるという決意は、私たち皆の良い手本です。

 米国は震災直後から、総力を挙げて日本の友人を支援しました。日本との2国間の軍事作戦では過去最大であった「トモダチ作戦」のピーク時には、国防総省は2万4000人の兵士、190機の航空機、24隻の海軍艦船を動員し、人道援助・災害救援活動を支援しました。1年たっても日本国民による復興活動を支援する米国の決意に変わりはありません。日本政府が主導するこの復興活動には、米国民も思いやりの気持ちを寄せており、経済的に困難な状況にある中、多大な支援をしてきました。米国の専門家は、福島第一原子力発電所事故に伴う課題に対処する日本の継続的な取り組みを今も支援しています。またTOMODACHIという官民パートナーシップは、日米の文化的・経済的結びつきを強化するため、次世代の若者に投資しています。私たちは、軍民問わず世界中の人々と共に日本の復興を支援してきた米国人の貢献に感謝しています。

 地震と津波の発生直後の被害の様子を映した悲惨な映像や、家財、そして何よりも、愛する人を失った日本の友人たちの悲嘆は、誰も忘れることができません。東北地方の被災地の復興に取り組みながらも、世界各地で他の国々を支援する日本の固い決意が揺らぐことは決してありませんでした。本日、1年前に直面した苦難を思い起こし、私たちは日本の皆さんのことを思い、祈りをささげます。同時に日本の復興の進展を称賛し、世界各地の人々の生活の向上を目指す日本のたゆまぬ献身的な活動に敬意を表します。日米両国の友好と同盟関係は揺るぎないものであり、米国は今後も日本のパートナーであり続けます。