クリントン国務長官と野田首相が「友好の木イニシアチブ」を発表――日米関係の強化に向けて
日米交流財団
2012年4月30日、ワシントンDC
*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
ヒラリー・クリントン国務長官は、訪米中の野田佳彦首相を招いて4月30日に主催した夕食会で「友好の木―ハナミズキ・イニシアチブ(Friendship Blossoms - Dogwood Tree Initiative)」を発表しました。このイニシアチブは国務省と日米交流財団の官民パートナーシップであり、米国のハナミズキ3000本を米国民から日本国民に寄贈します。
友好の木イニシアチブは、1912年に日米両国の友好の印として日本から米国にサクラの苗木3000本が寄贈されてから今年で100周年に当たるのを記念するものであり、今後100年の日米の友好関係を見据え、米国から日本国民に3000本のハナミズキが贈られます。寄贈されたハナミズキは日米両国民の変わらぬ友情の象徴として、東京都内や東日本大震災からの復興を目指す東北地方など日本各地に植えられます。2012年秋にまず東京で植樹した後、2015年にかけて日本各地で植樹します。日米交流財団のロナルド・アンダーソン会長は「日米交流財団はこのプロジェクトで国務省や後援企業と連携し、揺るぎない日米関係を具体的に示すことをうれしく思います。日米両国と友好の木イニシアチブの将来の繁栄を期待しています」と述べています。
企業、その他の団体などを対象に、広範で活力ある日米関係を示すこのプロジェクトへの参加を呼びかけています。企業からの寄付はハナミズキの購入、輸送、植樹、維持管理のほか、教育・文化交流の促進にも使われます。このイニシアチブへの支援をすでに表明しているシェブロン、コカ・コーラ、フェデラルエクスプレス、UPSの各社に感謝の意を表します。
日米交流財団は米国の大学生を対象に、1学期もしくは1年間日本に留学するための奨学金を給付する非営利組織です。米国の若い世代が経済界、教育界、国際関係、公共部門などの分野で将来指導的な役割を果たせるよう彼らの教育を支援し、世界的なリーダーを育成します。