ソネンシャイン国務次官、日米友好関連行事に参加

ソネンシャイン国務次官と猪瀬都知事代理・副知事

ソネンシャイン国務次官と猪瀬都知事代理・副知事

 国務省のタラ・D・ソネンシャイン次官(広報・文化交流担当)が日本を訪れ(11月15日~17日)、日米友好を記念する行事に参加した。

 猪瀬直樹・東京都知事代理・副知事と共に11月16日、米国民から日本への返礼として贈られる3000本のハナミズキの一部を東京都代々木公園に植樹した。「ここに植えられたハナミズキの木陰は、将来の世代の憩いの場となることでしょう。この木は強固で変わらぬ友好の象徴です。米国の大学への留学生や、昨年1年間に320万人にも達した日本からの渡航者など、両国を行き来する人の流れは、毎日続いています」

 ソネンシャイン次官は福岡市(14日)と大分県別府市(15日)を訪れ、立命館アジア太平洋大学(別府市)で学生に米国留学の夢を実現できるようにと励まし、次のように語った。「米国はあなたたちのような若者に期待しています。なぜなら、私たちは米国の教育交流プログラム参加者のこれまでの実績を知っているからです。彼らは、より良い社会、より豊かな経済のために活躍しています。彼らは民主的な方向に向かうよう政府に働きかけ、信教や表現の自由を支持し、保証し、政治と経済の透明性、そして機会の均等を求める戦いを続けています」

 東京では16日、日本各地の学生とのネットを使った討論会に参加し、東京地区で初めての「アメリカン・シェルフ」を千代田区立日比谷図書文化館にオープンする調印式に出席した。同次官は「きょう始まったこのパートナーシップは、単に寄贈された本のシェルフ(棚)ではありません。日比谷図書文化館と米国大使館広報・文化交流部とのパートナーシップは、日米両国の共通の価値を表しています。つまり情報やアイデアへのアクセスが地域社会を強くし、日米間のパートナーシップと相互理解を推し進めた確かな知識は、両国にとって極めて有益であるという、共通の信念です」と述べた。

掲載 2012年11月19日