ケリー国務長官のLGBTプライド月間に関する声明
*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
2013年6月4日
米国国務省は、世界中の人々と共に、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)プライド月間を祝う。(同性愛者の権利運動の発端となった)ストーンウォールの反乱から44年が経過し、米国だけでなく世界各地で、LGBTの人たちの人権と基本的自由を推進する闘いに目ざましい進展が見られる。普遍的な人権を守ることは、米国の外交の核心であり、米国は引き続きLGBTの人たちを含む全ての人々の人権を守る。
だが残念なことに、これまでの進展では満足できないことは、最近の出来事から明らかである。まだ道のりは遠い。自分の本来の姿、あるいは愛する対象を理由に、殺され、逮捕され、嫌がらせを受ける人々が、世界各地に今も存在する。年齢、人種、宗教を問わず、世界のあらゆる国にLGBTの人たちがいる。数え切れないほど多くの場所で、LGBTの人たちとその支持者たちが、LGBTの権利のために立ち上がり、平和的集会やデモ行進に参加しようとするだけで、あるいは自分の本来の姿を理由に、いまだに攻撃を受けている。
米国はこのような暴力行為や嫌がらせを糾弾する。LGBTの人たちは、表現の自由、信仰の自由、集会および結社の自由を含む人権を、報復を恐れることなく自由に行使できなくてはならない。人権および基本的自由は、性的指向や性別認識に関係なく、全ての個人に与えられている。
米国は、今月だけでなく年間を通じて、全ての人々の人権を守るために、誇りを持って闘い続ける。