トーマス・フォーリー元駐日米国大使を追悼
*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
2013年10月20日
在日米国大使館は、トーマス・フォーリー元駐日米国大使が10月18日ワシントンDCで逝去されたとの報に接し、慎んで哀悼の意を表します。
フォーリー氏は、1997年11月から2001年4月までという極めて重要な時期に、駐日米国大使を務めました。1997年のアジア通貨危機における日米の協調的な対応で主導的な役割を果たしたほか、安全保障面では、日本への弾道ミサイル防衛システムの提供計画の策定を統括しました。また北朝鮮の新たな挑発行為への効果的な対応も主導しました。
駐日大使に指名される以前には、下院議長時代(1989-95年)を含め、米国下院議員(ワシントン州第5選挙区選出)を30年間務めており、駐日米国大使の職務はフォーリー元大使の公職に尽くした人生の総決算でもありました。
フォーリー元大使とヘザー夫人は、日本を愛していました。ふたりは日本各地を訪れ、工芸品を収集し、日本の美しい景色を楽しみました。そして何よりも、日本の人々を称賛し、尊敬していました。
幸運にもフォーリー元大使と働くことができた私たちは、世界をより良い場所にするために力を尽くす大使の、思いやり深く、謙虚で知的な人柄を覚えています。ヘザー夫人ならびにご家族の皆様にお悔やみを申し上げるとともに、フォーリー元大使のご冥福を心からお祈りいたします。