ネルソン・マンデラ氏の死去に関するケネディ大使の声明
*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
2013年12月6日
ネルソン・マンデラ氏は自伝でこのように書いています。「私の人生の日々が終わる時まで、私は自由のために闘い続けます」。悲しいことに、その日々は終わりを迎えてしまいました。しかし、マンデラ氏の残したものに導かれ、私たちはこれから何世代にもわたり、自由のたいまつを守り続けるでしょう。
マンデラ氏はロッベン島の狭い独房から解放され、希望と変革の象徴になりました。平等を求める彼の不屈の決意は、南アフリカをアパルトヘイトという足かせから解き放っただけでなく、自由を求める声が上がるきっかけにもなり、それは今も世界中で続いています。
刑務所から釈放されてわずか4カ月後、マンデラ氏はボストンを訪れ、ジョン・F・ケネディ図書館で私の家族と面談しました。常に謙虚なマンデラ氏から、ケネディ家の「南アフリカでのアパルトヘイトとの闘いに対し、言葉だけでなく、行動で示した深いコミットメント」に対する感謝の言葉をいただきました。言うまでもなく、平等の実現に向けたマンデラ氏の揺るぎないコミットメントが、私の家族を彼の理念への支持に駆り立てたのです。
今日、私たちは、「平等、自由、愛」という私たちが守りたいと願う全ての価値観のために闘った指導者の死を悼みます。グラサ夫人、ご家族、そして彼と共にその長い道のりを歩んだ人々に、心よりお悔やみ申し上げます。ひとつの輝く星は消えてしまいましたが、ネルソン・マンデラの思い出はこれからも明るく輝き続け、私たちを導いてくれることでしょう。