東日本大震災3周年に際してのケリー国務長官の声明
*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。
2014年3月11日
あのどんよりとした金曜日の朝、上院の執務室で、マグニチュード8.9の大地震が日本を襲ったという知らせを聞いたときのことを、私は決して忘れないでしょう。多くががれきと化した町、海に流された家屋、自動車や建物だけでなく、人々の人生まで押し流してしまった津波など、目にする映像は心が張り裂けそうになるものばかりでした。
私のいとこは、夫と共に日本に向けて出発したばかりでした。あの悲劇的な日に運命が密接に結びついた多くの日本人、そして米国人の家族のことを思いました。
2011年3月11日の東日本大震災から3年がたちました。私たちは、東北地方、そして日本全国の人々の勇気を今も覚えています。世界各国から集まり、支援活動に従事したボランティアのことを覚えています。公に述べられた哀悼の言葉から、個人的に悲しみを分かち合った ― 今も分かち合っている ― 人々に至るまで、さまざまな感情がほとばしったことを覚えています。
私は国務長官として、これまでに2回、日本を訪問しました。日本を訪問して皆さんにお会いするたびに、私は東日本大震災の荒廃から立ち上がろうとする日本の皆さんの強さに深く感じ入ります。キャロライン・ケネディ駐日米国大使も同じ思いでしょう。ケネディ家の多くのメンバーと同様、ケネディ大使は自己よりも大切な理念を推進することの重要性を常に理解してきました。大使としての最初の公式訪問先に東北地方を選んだのはそのためです。米国が、生活とコミュニティーの再建に取り組む日本の友人に、これからも協力していくのもそのためです。
震災から3周年にあたり、私はすべての米国民と共に、日本国民の皆さんのことを思い、祈りをささげます。
掲載 2014年3月12日