とにかく作ってみよう! 「メーカー」は全てを変える

2014年ホワイトハウス・メーカーフェアで、ロボットのキリンを見学するオバマ大統領 (AP Images)

2014年ホワイトハウス・メーカーフェアで、ロボットのキリンを見学するオバマ大統領 (AP Images)

カンザスシティのメーカーフェアでオリジナルの動物を作る参加者たち (AP Images)

カンザスシティのメーカーフェアでオリジナルの動物を作る参加者たち (AP Images)

*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2014年10月17日

アンジェイ・ズワニエスキー

 3人の中等学校の生徒が、格好良い低燃費のスポーツカーを作った。設計技師のカイル・ドークセンは、自動バランス機能の付いた電気スケートボード「ワンホイール」を開発し、マーケティング費用として63万ドル超の資金を集めた。この3人の生徒たちやドークセン、そしてその他の自分で物を作ることが好きな多くの人たちは、昔から使われている道具から、3Dプリンター、レーザーカッター、オープンソースのソフトウエアまで、あるゆる種類の道具を使う。自分たちの作った作品を一般の「フェア」に展示し、中には開発した作品を販売するために新たな事業を始める者もいる。この現象は「メーカームーブメント」(もの作り運動)と呼ばれ、オバマ大統領も注目している。

 「メーカームーブメント」とは?

 米国は常によろず修繕屋、発明家、起業家の国だった。ここで言う「メーカー」とは、この3者を合わせた人たちのことである。彼らは時として、コンピューターや他の電子機器などの部品や材料を別の目的に再利用する。メーカーの中には、他のメーカーがインターネットで発表した手順に従う者もいる。ミンティブーストはその好例である。ミンティブーストは電池式USB充電器で、メーカーはこれをアルトイドというミントの缶を利用して作ることができる。他に人気のある創作物としては、芸術作品、おもちゃ、数多くの斬新な装置がある。

 これは1つの運動である。なぜならメーカーたちが、似たような考え方の人たちのコミュニティーをつくるからである。彼らは、倉庫、図書館、コミュニティーセンターなどに集まる。そして一緒にメーカーフェアと呼ばれる大会のようなイベントに参加する。メーカーフェアには、教育関係者、技師、テクノロジー愛好家、純粋に趣味としてもの作りが好きな人たちが集まり、自分たちが作ったものを見せ合い、学んだことを分かち合う。(サンフランシスコのベイエリアで行われたフェアのビデオはこちら)

 「メーカームーブメントとは分かち合うことである」とメーカーたちに賛同するソフトウエア会社オートデスク社のジェシー・ハリントン・オウは言う。「相互交流の効果は絶大だ」

 オバマ大統領は最近、ホワイトハウスで初のメーカーフェアを主催し、「全米もの作りの日」を宣言した。「このフェアは、SETM(科学、技術、工学、数学)を学ぶ学生から、新たな事業を始める起業家まで、一人一人のメーカーをたたえるものだ」とオバマ大統領は宣言した。

 米国で始まったメーカーフェアは世界中に広まり、最近では東京、ローマ、サンティアゴ、そしてオスロで開催された。米国国務省は、「メーカースペース」をイタリア、ポルトガル、キプロス、ギリシャ、パラグアイ、南アフリカ、エジプト、ロシアの在外公館にも導入した。あなたの住む町でもメーカーフェアを開催してはどうだろう。そしてオバマ大統領が言うように、「発見、実験そして革新の道を歩み続けよう」