インターネットへのアクセスが、目と耳の両方が不自由な人の世界を開く

「世界が大きく開けた」と語るタニシャ・ベルデホ (© AP Images)

「世界が大きく開けた」と語るタニシャ・ベルデホ (© AP Images)

*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2014年12月3日

   目を閉じて、耳を塞いで、そしてネットサーフィンをしてみよう。するとこれがいかに難しいことかわかる。毎日このような不自由な思いをしている人が米国で約10万人、世界中に何百万人もいる。だからこそ米国政府は新たな取り組みを通じて、目と耳の両方が不自由な低所得者がインターネットを使えるよう支援している。

   「アイ・キャン・コネクト」(iCanConnect) は、開始から18カ月で、2000人の目と耳の両方が不自由なユーザーにビデオ拡大器、画面読み上げソフト、点字プリンターを提供し、モバイル機器やインターネットを利用する手助けをした。ユーザーの1人であるタニシャ・ベルデホは「世界が大きく開けた」とFOXニュースに語った。

   「アイ・キャン・コネクト」が提供するのは既存の機器だ。しかしコンピューター科学者や起業家は、障害のある人たちもインターネットを利用できるよう新たな機器の考案に取り組んでいる。

   ドイツでは、耳の不自由な人たちがネット上で手話で会話ができるよう、専門家が「アバター」と呼ばれるオンライン上のアニメーションキャラクターを開発中だ。

   またオーストラリアと英国に事務所を持つある小規模企業は、聴覚障害のある学生がタブレット端末やノート型パソコンで講義を読むことができるインターネットベースのソフトウェアを開発した。

   2010年に成立した米国法では、インターネットベースの通信技術を障害のある人たちが利用できるようにすることが義務付けられている。オバマ大統領はこの新しい法律をたたえ、「障害のある米国民は(中略)社会に全面的に参加できるだけでなく、あらゆる機会を与えられる権利を有する」と宣言した。

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掲載 2014年12月8日