オックスフォード大学の経済学者がデータ処理に基づいて出した結論 ― 「世界は良くなっている」

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新たなデータによると、世界はこれまでよりも民主的になっている (© AP Images)

*この日本語文書は国務省の国際情報プログラム課により運営されているウェブサイト「シェアアメリカ(ShareAmerica)」に掲載された記事(2014年11月13日)の参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

スコット・ボートット

  オックスフォード大学の経済学者が重要な発見をした。「世界は良くなっている」

   マックス・ローザー教授はさまざまなデータ処理を行い、民主主義が広がっていること、そして民主的な統治がされている地域では経済成長が速いことを発見した。

   ローザー教授は、自身のオンラインプロジェクト「Our World in Data」(データが示す我々の世界)で次のように記述している。「最初に民主化した国は、そのほとんどが最初に経済成長を達成した国だ。従って、現在の経済成長の速度を見れば、民主化がさらに広がる希望が持てる」

   またローザー教授は、過去と比べ、現在の世界の方が暴力が減少し、寛容性が増し、栄養状態の向上し、貧困が緩和していることも記録している。

   民主的統治と人権擁護は、こうした建設的な傾向を維持するために欠かせない。米国国際開発庁によると、政府が腐敗している国や法の支配が脆弱な国は、他の開発途上国と比較して「内戦が発生する危険性が30%から 45%高く、凶悪な暴力犯罪の発生率も高い」

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掲載 2015年1月5日