ケネディ大使、カルコン日米合同会議に出席

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

2016年6月17日

 キャロライン・ケネディ駐日米国大使は本日、 東京で開催された日米文化教育交流会議(CULCON/カルコン)の第27回日米合同会議に出席した。今回の合同会議において、大使はカルコンの名誉会員就任の要請を受け入れた。そして日米間の教育交流の推進で指導的役割を果しているカルコンをたたえ、「我々は共に、太平洋を挟んだ両国の学生のために、より多くの機会を創出しています」と述べた。

 加えて、ケネディ大使は、米国の大学に留学した日本人の皆さんの協力を得て取り組んでいるビデオ・プロジェクト「A Broader View -人生を変えるアメリカ留学-」を発表した。このプロジェクトでは、米国への留学経験を持つ日本人が、示唆に富む留学体験談を紹介している。大使は、このプロジェクトの予告ビデオをカルコン委員に披露し、このビデオへのリンクを公開した。また、在日米国大使館が今年、「A Broader View」専用ウェブサイトを開設する予定でいることも報告した。このビデオ・プロジェクトには、ノーベル賞を受賞した大村智博士、大津市の越直美市長、岡山県の伊原木隆太知事、楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長などが参加している。

 ケネディ大使はまた、日米両国の学生が留学とインターンシップを組み合わせて体験できる、在日米国商工会議所 (ACCJ)の新たな取り組みを称賛した。ACCJのウェブサイトでの発表によると、ACCJ会員企業の数社が、米国留学から日本に戻った学生を対象とする試験的なインターンシップ・プログラムを創設する。大使は「ACCJのインターンシップ・プログラムは、米国留学の経験を持つ学生に、日本で専門能力を開発する機会を提供します。一方、企業は、今日のグローバル経済にとって必要な語学力や文化的なスキルを持った日本人学生から恩恵を受けることができます。これは、学生および企業の双方を利するものです」と述べた。

 日米両政府の諮問機関であるカルコンは、両国政府および国民の関心を、日米関係において不可欠な文化および教育的基盤に向ける役割を果たしている。1961年にケネディ大統領と池田首相が話し合い、設立されることとなった。詳細は、カルコンのウェブサイトを参照のこと。