ルース大使、沖縄復帰40周年記念式典に参加
ルース大使は5月15日、沖縄県で開催された沖縄復帰40周年記念式典に参加した。大使と仲井真知事は会談で米国と沖縄との強固な絆を再確認し、沖縄県民と米国民との揺るぎない友情の中で、次世代の指導者を育む方策について協議した。
また会談では、1912年に日本からワシントンへ3000本のサクラの木が贈られてから今年で100周年に当たることが話題となった。この歴史的な節目を記念し、大使は友好を永続的に象徴するハナミズキを沖縄に贈ると発表し、知事は沖縄産のサクラを米国に贈ると述べた。この贈り物は野田首相が訪米した際に、ワシントンでクリントン国務長官が4月30日に発表した米国から日本に贈呈され全国に植樹される3000本のハナミズキの一部である。
さらに、大使は沖縄科学技術大学院大学(OIST)で、同大学による沖縄をイノベーションの中心地とする取り組みを称賛した。さらに科学・技術・起業に若い沖縄県民の興味を向けるためのOISTと米国の協力をたたえた。
大使は沖縄国際大学の学生との対話で、英語を学び米国への留学も考えるよう勧めた。また、日米関係および安全保障同盟について、より積極的に関与し知識を深めて欲しいと沖縄や日本の将来の指導者である学生たちに呼びかけた。
沖縄国際大学の学生と記念撮影するルース大使(中央)
沖縄復帰40周年記念式典に参加した大使は、スピーチで米国と沖縄の人と人とのつながりを強化するという米国の決意と、この絆が両国間の同盟、さらには両国の未来にとっての最も大きな力の源となり続けることを再確認した。
掲載 2012年5月16日